あのチャーリーズエンジェルの監督マックGのスパイ映画!

 皆さんは「ラストミッション」という映画を見たことがありますか? あのチャーリーズエンジェルなどで日本でもよく知られている監督マックGとレオン、ニキータ、96時間、TAXiなどと言った超BIGタイトル作品の脚本家を手がけるリュック・ベッソンを脚本に据え、キャストは主演にケビンコスナー、ヘイリー・スタイフェルド、アンバーバードなどを起用したスリラースパイアクション映画です。特に脚本家のリュック・ベッソンは『96時間』という映画で最強親父と、誘拐された娘という構図のストーリーを公開し大当たりしていますが、本作ラストミッションもまさにその流れをくむ作品で、興行収入に関しては当初の予定には及ばなかった物の興行収入ランキング二位に入賞する快挙を成し遂げています。間違いなく名作映画の一つです。

 このサイトではそんな映画ラストミッションと、「実際のスパイとはどんなものなのか?」「最強親父が出てくる映画はほかにどんな物があるのか?」というのをメインとして面白おかしく語っていこうかと思っています。

スタッフ&映画情報

  • 邦題 ラストミッション
  • 原題 3 Days to Kill
  • 監督 マックG
  • 脚本 リュック・ベッソン
  • アディ・ハサック
  • 原案 リュック・ベッソン
  • 製作 アディ・ハサック
  • リュック・ベッソン
  • マーク・リバート
  • ライアン・カヴァノー
  • ヴィルジニー・シラ
  • 出演者 ケビン・コスナー
  • ヘイリー・スタインフェルド
  • アンバー・ハード
  • 音楽 ギヨーム・ルーセル
  • 撮影 ティエリー・アルボガスト
  • 編集 オードリー・シモノード
  • 製作企業 ヨーロッパ・コープ

キャスト

  • イーサン・レナー - ケビン・コスナー(津嘉山正種)
  • ゾーイ・レナー - ヘイリー・スタインフェルド(楠見藍子): イーサンの16歳の娘、イーサンとは仲違いをしている
  • ヴィヴィ・ディレイ - アンバー・ハード(佐古真弓): CIAのエリート暗殺者
  • クリスティン・レナー - コニー・ニールセン(高島雅羅): イーサンの元妻
  • ウルフ - リチャード・サメル(東和良): 武器の密売人
  • ミタット・ユルマズ - マルク・アンドレオーニ(山岸治雄)
  • グイド - ブルーノ・リッチ(牛山茂):アルビノの会計士
  • ジュールス - エリック・エブアニー: イーサンの住むアパートのアフリカ系不法定住者
  • アルビノ - トーマス・レマルキス: ウルフの部下
  • CIA長官 - レイモンド・J・バリー(牛山茂)
  • ルイス - ビッグ・ジョン
  • ヒュー - ジョナス・ブロケット: ゾーイのボーイフレンド
  • ヒューの父親 - ロバート・ウェイン・ジェームズ: 偶然ウルフのパートナーになる
  • 若いエージェント - フィリップ・レイノ
  • 招待客 - エリック・サプライ

作品のあらすじ

 主人公はCIAのエージェントをやっているイーサンという人物(ケビンコスナー)。そんなある日彼は悪性の腫瘍が原因となり、余命わずかだと告げられ、残された人生を家族と共に過ごすためパリへと向かいます。長い間家をあけていた彼は、難しい年頃の娘ゾーイ(ヘイリー・スタインフェルド)との関係も非常にぎくしゃくしておりましたが、そんな中で、CIAのエージェントであるヴィヴィから連絡が届きます。彼女によると、もしもあるミッションをこなせば、命を助けてくれるという物でした。つまり、悪性腫瘍により余命幾ばくと言われている運命から逃れることが出来るという事でした。そんな、CIAエージェントのヴィヴィからの最後のミッションがオファーされるところから物語は始まるわけでした……。

撮影に関する話

 映画の撮影が始まったのは2013年1月7日、パリとセルビアでした。比較的撮影はスムーズに終わり、4月には撮影が終了したそうです。この作品の中のシーンの幾つかは、リュック・ベッソンが作った映画スタジオであるCité du Cinémaで撮影が進み、また4月13日には、コスナーが撮影のためにベオグラードに入りました。15日にはホテル・ユーゴスラビアの前で撮影を行い、18日にセルビアのイビツァ・ダチッチ首相に面会したのでした。

 実際に情報が公開され始めたのは2013年1月31日で、本作を撮影している様子を撮影した写真が公開されたほか、同年の11月にはスチールも公開されることになりました。その後、12月17日になると、制作会社が本作ポスターとトレイラームービーを公開しました。その後、2013年5月28日になるとレラティビティメディアは本作の公開日を発表し、また、その後、トライスラーピクチャーズのアクション映画であるポンペイと競合するのにもかかわらず公開を延期しました。実際にはポンペイに客を奪われるというよりかは『レゴムービー』に観客を奪われる形になってしまった本作ですが、一応興行収入としては1224万ドルを記録しており、週末の興行所得ランキングでは二位を記録しておりました。確かにこれはリュックベッソンとレラティビティメディアでタッグを組んだ映画の売り上げとしては非常に少ないですが、実際に興収としては十分すぎるほどの成果を成し遂げた物だと思います。

エージェントの父親と娘という構図

 このエージェントである父親と娘という構図は、リュック・ベッソン氏の96時間でも見られますが、本当に一つのジャンルとして成立しても良いくらいに汎用性があるテーマだと思います。厳格な規律の求められる仕事と相反する要素で構成されている家族という物。このスパイの父と娘や妻といった家族という構図は、一見して特殊なように見えてとてつもなく普遍的な内容であるといえるでしょう。勿論、このラストミッションはそういった要素だけでなく、しっかりとアクション映画としてもスリラーとしても楽しめる娯楽映画として必要な要素を兼ね揃えているという特徴もあります。それ故に、高い興行収入と高い娯楽性、そして高いテーマ性を兼ね揃えた良作となったのだと思います。

この構図はほかの作品にも反映されていく

 この作品で見られた仕事と家族というテーマ性は、後にチャックというコメディー映画でも同じような物が見られます。勿論これはフリーターである主人公がある日突然国家機密を頭にインストールしてしまい、エージェントとして活動していくこととなってしまうというギャグスパイ映画ですが、これに関してもそうした、スパイという厳格な仕事とのギャップという面では同じです。勿論、96時間にもその要素は根強く引き継がれていっています。もし、このラストミッションを見終わったら、こうしたつながりのあるスパイ映画やドラマを楽しむのも良いかもしれません。

スパイとしてはどうなのか?

 勿論、これはアクションやスリラーといった要素で観客を楽しませる為に作られた物であるので、実際のスパイと比べてどうなのかといわれると、全然違うと言わざるを得ません。実際に現実の世界で活動しているスパイなどは、どちらかというと外套とナイフという言葉に集約されるようにかなり地味になっていて、おそらく見栄えはあんまりしないかと思われます。日本におけるスパイ組織である公安調査庁なども、勿論、この映画のように過激なアクションをしたりすることはありません。このサイトでは、ラストミッションの映画の事だけで無く、実際に現実世界のスパイという物が現在どうなっているのかについても語っていきたいと思います。