「あの!」リュック・ベッソンです!

 様々な名作映画の監督、そして脚本をつとめているのが、このフランスの映画監督であるリュック・ベッソン(Luc Besson)です。かれは、映画製作企業であるヨーロッパ・コープ (EuropaCorp) の社長でもあり、主な業績としては『レオン』の監督や、『トランスポーター』シリーズの製作等が上げられます。

 レオス・カラックスやジャン=ジャック・ベネックスなどと同時期にデビューした人物であることから、ジャンコクトーの小説や映画から命名された「恐るべき子どもたち」や「BBC」という愛称で親しまれ、フランス映画監督の中ではカルト的な人気を誇る監督となっています。ベッソンは同年代にデビューしたジャン=ジャック・ベネックス、レオス・カラックスと同じく「恐るべき子どもたち」(ジャン・コクトーの小説と映画化からの命名)「BBC」と呼ばれていて、ヌーヴェル・ヴァーグ以後のフランス映画界に「新しい波」をもたらしました。日本でも「ニュー・フレンチ・アクション・シネマ」として紹介され、カルト的な人気を誇っています。おそらく映画「ミロクローゼ」の熊谷ベッソンも彼を由来とする名前なのでは無いでしょうか?

生い立ち

 彼自身は幼少時代から才能のあった人だと言われておりますが、特に思春期の時代にはたぐいまれな独創性を発揮していたそうです。暇つぶしに書き始めた小説が、『フィフス・エレメント』という作品世界に行かされているなど、その頃から非常に完成度の高い作品を書くことで有名でした。彼の両親はともにスキューバダインビングのインストラクターをやっており、彼自身も最初はダイバーとして過ごしていた物の、潜水事故を17歳の時に起こしてそれ以来、ダイビングが出来なくなってしまったと言います。18歳の時に故郷のパリで、映画の雑用の仕事をこなしながら、映画製作のノウハウを学び、その後三年間でアメリカへ移住し、さらにプランスに戻ると、自分自身の映画製作企業を興したと言うことです。その会社は後に、イルカ映画社(Les Films de Dauphins) と改名して、実際に現在まで続いています。

 彼は1980年になると作曲家のエリックセラに、自分の映画であるL'Avant dernier の構成を依頼します。その後はベッソンとセラはことあるたびに、重要な創作パートナーとして協力していくことになります。その当時、ニキータの主演女優であるアンヌパリロート結婚していた物の、作品完成後に離婚、さらにマルウェン・ル・ベスコと結婚し、一女をもうけたものの離婚、さらに、女優のミラジョヴォヴィッチと結婚した物のまたまた離婚、現在は映画プロでユーサーであるヴィルジニー・シラと結婚し現在は三人の子どもがいるといいます。

 元々は監督志望だったとのことですが、ジャンヌダルクより後になってからはプロデュースと脚本執筆をメインに活躍していきます。一応ショートフィルムでは演出をやることもありますが、基本的には脚本家という立場で活躍していくこととなっていきます。一応このころは日本車の宣伝用フィルムや2012年の夏季オリンピック候補地であったパリのプレゼンテーション用のビデオも製作しています。

主な作品

監督作品

  • 最後の戦い Le Dernier combat (1983)
  • サブウェイ Subway (1984)
  • グラン・ブルー Le Grand bleu (1988)
  • ニキータ Nikita (1990)
  • アトランティス Atlantis (1991)
  • レオン Léon (1994)
  • フィフス・エレメント The Fifth Element (1997)
  • ジャンヌ・ダルク The Messenger: The Story of Joan of Arc (1999)
  • アンジェラ Angel-A (2005)
  • アーサーとミニモイの不思議な国 Arthur et les Minimoys (2006)
  • アーサーと魔王マルタザールの逆襲 Arthur et la vengeance de Maltazard (2009)
  • アデル/ファラオと復帰の秘薬 Les aventures extraordinaires d'Adèle Blanc-Sec (2010)
  • アーサーとふたつの世界の決戦 Arthur et la guerre des deux mondes (2010) 日本未公開
  • The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 The Lady (2011)
  • マラヴィータ The Family / Malavita (2013)
  • LUCY/ルーシー Lucy (2014)

製作および脚本作品

  • 神風 Kamikaze (1986)
  • TAXi Taxi (1997)
  • ダンサー The Dancer (1999)
  • TAXi2 Taxi 2 (2000)
  • WASABI Wasabi (2001)
  • YAMAKASI Yamakasi (2001)
  • キス・オブ・ザ・ドラゴン Kiss of the Dragon (2001)
  • トランスポーター The Transporter (2002)
  • TAXi3 Taxi 3 (2003)
  • 花咲ける騎士道 Fanfan la tulipe (2003)
  • ミシェル・ヴァイヨン Michel Vaillant (2003)
  • クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち Les Rivières pourpres II - Les anges de l'apocalypse (2004)
  • アルティメット Banlieue 13 (2004)
  • リボルバー Revolver (2005)
  • ダニー・ザ・ドッグ Danny the Dog (2005)
  • トランスポーター2 Transporter 2 (2005)
  • バンディダス Bandidas (2006) ※日本未公開
  • TAXi4 Taxi 4 (2007)
  • トランスポーター3 アンリミテッド Transporter 3 (2008)
  • 96時間 Taken (2008)
  • アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ Banlieue 13 - Ultimatum (2009)
  • コロンビアーナ Colombiana (2011)
  • 96時間/リベンジ Taken 2 (2012)
  • (ほとんど)チャーミングな王子 Un prince (presque) charmant (2013)
  • ラストミッション 3 Days to Kill (2014)
  • 96時間/レクイエム Taken 3 (2015)

製作作品

  • 神風 KAMIKAZE (1986)
  • つめたく冷えた月 Lune froide (1991)
  • ニル・バイ・マウス Nil by Mouth (1997)
  • EXIT イグジット Exit (2000)
  • メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 The Three Burials of Melquiades Estrada (2005)
  • 私の婚活恋愛術 Love and Other Disasters (2006)
  • ニューヨーク、狼たちの野望 Staten Island (2009)
  • パリより愛をこめて From Paris with Love (2010)
  • ノーリミット No Limit (2012)
  • ロックアウト (2012年の映画) Lockout (2012)
  • インターセクション Intersection (2013)
  • フルスロットル Brick Mansions (2014)

ミュージックビデオ

  • イザベル・アジャーニ Pull Marine (1983)
  • セルジュ・ゲンズブール Mon Légionnaire (1988)
  • ミレーヌ・ファルメール Que mon coeur lâche (1993)
  • マドンナ Love Profusion (2003)

彼のほかのオススメ作品は?

 彼の中で最もオススメ出来る作品といえるのはやはり、TAXiシリーズだと思います。これはかなり面白い作品です。他にもスティーブンキング原作のLUCY/ルーシーなども非常に面白い映画でした。もしも、ベッソンの作品について気になるのであれば、この作品も見てみると良いでしょう。他にもレオンなどもオススメですが、おそらく既に見ている人がほとんどだと思います。